発想力てなんやねん

数学ショートプログラムは、受験の典型的な問題を、典型的でない解法で解いてみる、という本です。
しっかり理解すれば受験数学の本質が見えてくるいい本だと思いますが、レベルはかなり高いと思われたほうがいいです。

普通の問題を普通の解き方で解くことは完璧にできるのだけど、いわゆる「うまい解法」を思いつかない、という行き詰まりを感じている上級受験生が殻を破るためにあるような本です。

書いてある内容は、月刊大学への数学の中で繰り返し紹介されているような「大数的テクニック」の総集編みたいなものです。
ですから、雑誌版の大学への数学を毎月読んでいれば同じ内容が学べます。

ところで、発想力というものは本に書かれていることではなくて、自分で体得することですから、問題集は何でもいいと思いますよ。私は東大京大の過去問と、大数の学力コンテストをおすすめします。


よくこんな話をきくんだけど数学ショートプログラムは昔のテクニック集でいまは役立たないね。「大数的テクニック」より地味〜な基礎力をしっかり身につけないとセンターでも苦労するのが本音だ。発想力ちゅうのは何かを知りたければ「数学の発想のしかた:東大編」が断然いい。並の受験生が東大京大の過去問と、大数の学力コンテストで数学の発想力を鍛えるのはかなり無理があるんだよ。たいていは途中で投げ出しちゃうんじゃないかな。だからここんとこよく考えて人の受験論読まないと大変なことになる。ああ恐ろしい。