岡田監督 豪腕・辻内にホレた!

 甲子園に、ベスト4で敗れて号泣する大阪桐蔭・辻内の姿があった。大会中にたたき出したMAXは156キロ。積み重ねた三振の数は、史上2位の「65」。常に満員のファンを沸かせた怪物の動向を、岡田監督が見逃すはずはなかった。
 辻内が投げる試合は、大阪府予選からできる限り見続けた。準決勝が始まる数時間前。神宮への移動のために現れた伊丹空港で、指揮官は怪物左腕を、こう評価した。
 「あれはええよ。甲子園で評価が上がったんちゃうか。地方大会よりようなっとるよ」
 自然と口調に熱が帯びる。真剣な表情。1人の野球人に対する、岡田監督の偽りのない言葉だった。
 今年、大きく変化するドラフトは高校生と大学・社会人に分離して行われる。10月3日に行われる予定の高校生ドラフトで、辻内は間違いなくドラフト1巡目で消える逸材だ。辻内を指名するか、しないか。今年は高校生にレベルの高い素材が多く、辻内と並んで報徳学園の左腕、片山を特Aにリストアップしている阪神も、現状ではさまざまなシミュレーションを行っている段階だ。
 「今回のドラフトは相手がどう来るかや。ウエーバーやからな。競合になったら2つやったらイチかバチかでいけるけど、3つ以上になったらなあ。相手の出方によるわなあ」と岡田監督。辻内、片山ら複数球団の競合で外れれば、ウエーバーとなり、現在、首位を走る阪神は下位での指名を余儀なくされる。いくら高素材の選手が多いとはいえ、有力選手がほとんど残っていないという危険性もある。
 そんな状況でありながらも、岡田監督の辻内への評価は最高級のものだ。「辻内はあれだけのボール放るんやぞ」。高校生ドラフトは、あくまでも投手が中心。そこには、甲子園で成長を遂げた辻内の名前が刻まれている。


プロになるのは東大や京大にはいるより狭き門なんだよな。ましてプロで活躍するなんちゅうのはゴッツー大変なんや。そやから少々ええ大学はいったからってノボセテチャあきまへん。というわけでバイト減らして勉強に精出してます。
気がつけばもう9月・・・。涼しくなってくるこれからがホンとの勝負やで。ええか、1つ1つ確実にものにすること。安田くん、あせる気持ちも分かるけど表面なぞるだけじゃ役立たねえ。こんな時こそ地に足のついた勉強や。気張ってや!