京都大学研究 理系数学

Z会出版編集部 (編さん)

京都大学の入試を攻略するために、過去問題を徹底分析し、必須問題を厳選して掲載しました。科目別で一冊となっていますので、教科の内容に、より深く取り組めます。問題は難易度順に掲載されているため、無理なく京大理系数学の過去問題に慣れていくことができます。本シリーズでは、教科の内容から出題の特徴を明確にして対策を立てやすくするため、分野別構成をとっています。苦手分野に集中して取り組むことで効果的に弱点補強ができ、得点源となる得意分野は精通することで自信をもって本番に臨めます。京大理系入試では大問6題が出題され、複数の分野にまたがって出題される融合問題、総合問題が多いことが特徴ですが、そのため分野わけに際しては「1章 場合の数・確率」「2章 整数・数列・行列」「3章 関数、方程式・不等式」「4章 ベクトル・複素数」「5章微分積分」の切り口で分類しました。

本番はもっと難しいと思う。これは高3の夏休みくらいには6〜7割(=いわゆる合格ライン)解けないと先は暗い。ただ、難易度が低くても京大の先生が作った問題。内容はいい。解答もZ会のものだからそこそこのレベルがある。京大を受ける受けないにかかわらず、面白い問題がたくさんあるのでオススメです。自分独自の解法を見つけようとがんばる事が大切だと思う。そうしたら、数学がもっと楽しくなるはず。それは理系としては大きな武器となる。
これを見るのは受験生だけかもしれないけど、できれば、大学生にもこれを解いて、大学数学にない高校数学の面白さを体感してほしい。それに最適なのが京都大学の問題だろう。これを解かずして高校数学を解いたことにはならない。東大の数学も面白いが、個人的に京大の問題が入試の中で最高の作品群だと思う。