大学生のためのレポート・論文術

大学生のためのレポート・論文術 講談社現代新書
小笠原 喜康 (著)


研究者や学生のための論文・レポート作成法をまとめた1冊。全体的にテクニカルな内容が中心となっているため、読んで楽しい本ではないが、掲載されている情報にはきわめて有用なものが多い。論文の書式や表記などの細かいルールから、文章構成、引用・参考文献の示し方など、論文作成の際の基本的な事柄が具体的に示されている。これまで、ありそうでなかった本格的なマニュアル書である。
なかでも有用なのは、「文献・資料の集め方と整理の方法」について書かれた第4章である。ここには、効率的に文献を探し出すための資料や、論文作成に必要な情報にアクセスするための具体的な方法が示されている。アメリカやイギリス、ドイツ、フランス、中国、韓国などの書籍や、雑誌、論文が簡単に手に入るWebサイトのアドレスなどもある。論文を作成する機会が多い人にとっては、便利なリファレンスとなるだろう。


この本は、構成がとても良くてわかりやすくまた、教授も薦めるほどの良い本です。内容は「レイアウト、表記のきまり、基本手順、文献の集め方、そして執筆上のテクニック」等が書かれています。