名人戦:森内名人が羽生王将を破り、名人位を防衛 


 静岡県河津町の今井荘で23日から行われた第63期名人戦七番勝負(毎日新聞社主催、大和証券グループ協賛)の第7局は24日午後10時、109手で森内俊之名人(34)が挑戦者の羽生善治王将(34)を降し、4勝3敗で名人位を初防衛した。残り時間は森内6分、羽生22分。
 森内は名人通算3期となり、(1)大山康晴十五世名人の18期(2)中原誠永世十段(十六世名人)の15期(3)木村義雄十四世名人の8期(4)谷川浩司九段(十七世名人)の5期(5)羽生の4期に次ぐ歴代単独6位に浮上した。王将・王位・王座・棋王を保持する羽生は5冠制覇がならず、十八世名人(通算5期が条件)の資格を得られなかった。