東大コーチ。―僕を君のポケットの中に

影井 秀 (著)

影井 秀
予備校には通わずに東京大学に現役合格。自伝的小説「東大コーチ」をWeb上で公開するやいなや学生を中心に大きな話題が起こる。100万アクセスを超え、全国の受験生を中心とした学生に圧倒的な支持を受ける。読む者に“新しい感覚”を与える本だ。準ミスター東大としての顔も持つ。彼独自の世界観は幅広いジャンルへと広がり、学生という枠を超えて小説、受験界、ビジネス、NPOへと進出している。NPOでは代表として、次々に新しい企画を打ち出し内閣府の全国区NPOまでにもなった。東京・沖縄・京都を拠点とし、全国展開を行う


作者が伝えたいメッセージ自体はごくシンプルなもの。
読者に伝える手段として自伝的小説という形をとっている。
これがなかなか面白く、続きを読みたくさせる筆力がある。
東大を目指す受験生がこの本を読んで、実際にモチベーションが高まったという話も聞いたことがある。
ただ、受験生以外が読んでもそれなりに得るものはあるのではないかと思う。
作者は、先の自分を強くイメージし続けろと訴えている。
これに触発されて、受験に終わらない「モノを考える」力をつける人達が増えいけばいいな、と個人的に思った。


この本を読んだのが、昨年の12月。
なにげなく書店に行き、平積みされている本を手に取ったことで、僕は
自分のやる気とかモチベーションを一気に高めることができたんです。
この本の中の最初の主人公のような自分の状態だったけど、
読み終えたとき、「自分の中の一筋の希望」が確実に見えました。
僕が偏差値を20も上げ、今年東大に合格できたのは、東大コーチと影井さんのおかげです。
「本気でひたむき」な受験生には、絶対におすすめです!