2005-06-28から1日間の記事一覧

才能と素質

このおかげで,二ケ月後には未解決部分をすべて解決して,既約概均質ベクトル空間の分類を完成する事が出来ました。実は私は学部4年の時に自分の考えた事をレポートにして指導教官だった伊原康隆先生(関数体の非アーベル類体論の研究で有名)に提出した所,…

数学研究の心構え

佐籐先生は「すぐ追い返したい所だが研究室を一つ使って良いから一週間したら帰りなさい」と言われ,更にオロオロする私に研究の心構えを教えて下さいました。「朝起きた時に,きょうも一日数学をやるぞと思ってるようでは,とてもものにならない。数学を考…

勉強と研究の違い(研究の波動)

大学3年の時に,佐藤幹夫先生(佐藤超関数や概均質ベクトル空間の理論の創始者)の集中講義に出た事がありました。自分の考えた理論を生き生きと説明していく講義にすっかり魅了されてしまいました。内容は難しくて良く分からないのに,何かワクワクするもの…

数学は体力だ(その2,パリの興番)

数学と体力については,もう一つ印象に残ってる話があります。あるときパリの喫茶店でコーヒーを飲んでいたら,そこへ若い日本人数学者が6人,興奮しながらやってきて「数学は一に体力,二に体力,三,四なくて五に体力だ」と口々に話していました。全員,ル…

数学は体力だ(ヴェイユの言葉)

一般に世間では数学者というと,青白い顔をして,やせ細った弱々しい体で,頭脳ばかりを使っているというイメージをもつ人が多いようです。特に日本ではその傾向があるようですが,私が外国で会った一流の数学者たちは,みな相当な体力の持ち主ばかりでした…

オファー殺到

今秋、日本でブラジルと再戦へ。コンフェデレーションズ杯予選リーグ突破を逃した日本代表だが、独メディアは「日本、ブラジルを脅かす」「日本、あと一歩でセンセーション」と伝えるなど評価はうなぎのぼりだ。 日本対ブラジル戦が大会組織委員会の選定する…